無事に田植えが終わっても、ほっとしている時間はありません。
田植え一週間後には除草に入った方がいいと言われていたからです。
まだ草の姿も見えない小さな小さなうちに、泥をかき混ぜて草の成長を遅らせるためだそう。
田車の購入
我が家は除草するにあたって一条用の田車(手押し除草機)を購入しました。
2条の方が良いとおススメしてもらっていたのですが、田んぼに行くのに軽トラックではなく普段乗っている軽自動車なので、車内に積むのに小さめの方が都合が良いのではないかと考え1条用にしました。
が、いざ、田んぼに入り除草を始めて後悔。
しまった・・・。2条用にすればよかった・・・。
田車を押して田んぼの中をひたすら歩く。
一列終わってもまだまだ果てしない・・・。2条用だったら一気に2列除草ができて倍、除草ができる。
そんな事、分かって一条用を購入したけれど、実際に作業してみると、同じ一列を歩くのに2条出来た方がはるかに効率のいいことったら。
2条用なら作業時間が半分で済んだのに・・・
と、終わりの見えない一列づつの除草を黙々とこなしました。(我が家は条間・株間とも30㎝で植えたので、縦・横ともこの田車で除草)
6畝の田んぼを一人で作業して6時間弱かかりました。
2回目の除草の時は、2条用の田車をお借りして作業してみたら、早い、はやい!
しかも家族でわいわい楽しみながら作業するとあっという間に終了しますね。
ちなみに、購入した田車のサイズは条間24.2〜25.8cmと小さめをチョイス。
株が大きく成長すると条間が狭くなるのを見越してです。
稲の根を痛めたくないですからね。
これから田車の購入を考えている方には2条用を強くおススメします!
あとこちらの田車は、アルミ製で軽くてとっても扱いやすかったですよ。
雑草が生えてこない
自然農1年目の田んぼには コナギ、オモダカが主に生えてきました。たぶんヒエと思われる草もあります(稲とヒエの見分けがまだつきません)
しかし、2回目の除草時に思ったことが。
あれ?なんか雑草すくなくない?
下の写真は田植えから1か月と10日後の様子です。
田車での除草は2回入りました。
田植えから1か月後に3回目の除草に入ろうと田車をもって田んぼに行きましたが、田車を入れる必要があるのか?というくらい条間に草がないのです。
稲の根本近くには草が生えていたので、田車での除草はやらず、手で大きな草を取り除くだけの作業をしました。それから10日経っても雑草はほとんど生えておらず(上の写真)、とってもきれいです。
師匠たちの田んぼには草がみっちりと生えて、除草に手を焼いてしているのに・・・
なぜ、雑草が生えてこないのか不思議でたまりませんが、もしかしたら昨年の除草剤の効果がまだ残っているのかも。
除草作業はほとんどやらずに済みましたが、自然農で無肥料無農薬を目指している我が家にとってちょっと複雑な心境です。
今年の除草は
・田植え1週間後に田車で除草
・田植え2週間後に田車で除草
・田植え1か月後に手で除草で終了です。
稲の成長
↓田植えした日↓
田植え時には苗床で育てた稲は8㎝程の大きさしかありませんでした。
しっかり根付いて成長してくれるか心配で心配でしたが、
↓田植えから10日後↓
ちゃんと根付いてくれているようです。
↓田植えから約1か月後↓
こんなにも成長してくれています。
もう、感動で目がウルウルしちゃいました。
田んぼの神様、水の神様、土の神様、微生物さん、虫さん、草さん、大きく成長してくれてる稲さん、すべてのものに感謝。自然の力ってほんとすごいです。
↓田植えから1か月10日後↓
背丈は小さいながらも、ちゃんと分けつしてくれてます
↓田植えから2か月後↓
なんと、出穂(しゅっすい)してます!
嬉しい~
ちなみに我が家の田んぼには4種類の稲が植えられています。
なぜかというと、苗代で種もみから育てた「風さやか」は田植え時、稲が小さすぎて根付くか心配だったので5.6本と多めに植えたのです。
すると、当然ながら、6畝用に育てた苗は足りなくなってきます。(2本植えにしようと思っていたから)
師匠たちが、余った苗を分けてくれたので混植しました。
師匠たちの苗は大きくて立派!
風さやかとくらべると倍大きく成長しています。
一番先に出穂したのはササニシキ、次にコシヒカリ、もち米と風さやかはほぼ同時期に出穂しました。
成長の違いを見ることが出来たのは結果、良かったですね。
下の写真は小さすぎた風さやかの苗を10本以上まとめて植えたものです。
苗が小さすぎたからなのか、多くまとめて植えすぎたからなのか、成長していないのが見て取れます。
本数をたくさん植えれば良いという訳ではないんですね💦
来年は2~3本植えにしようと思います。
さあ、あとは稲刈りだ!
でもまだまだやらなければいけないことだらけ。
はざ掛けするための棒やら、ブルーシート、脱穀はどうするか、米の保管場所、などなど決めなくてはいけないことだらけ。
いきなり素人が始めた米作りには課題が山積みです。
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