みなさん、洗濯機のお掃除はどんなふうにしていますか?
私は2~3か月に一度洗濯槽クリーナーや過炭酸ナトリウムを使ってお掃除をしていました。1年に一度は洗濯機メーカーおススメのお高い洗濯槽クリーナーを使ったりも。それがここ最近すっきり汚れが落ちていない気がして・・・。クリーナーで掃除してすすいでもすすいでもピロピロワカメが出てくるんです。
今回は、洗濯機の中に現れるしつこい「ピロピロわかめ汚れ」を一掃した方法をお届けします。
粉せっけん愛用者の試練
実は、私はずっと粉せっけんを愛用していたんです。そのせいなのか、洗濯機の汚れがどうしても取れない!メーカー推奨の洗剤を試してもダメ…。そんな時、図書館で出会った一冊の本が私の救いになりました。
希望の光となった本「ナチュラルおせんたく大全」
本橋ひろえさん著の「ナチュラルおせんたく大全」は、目から鱗の内容がいっぱい。特に過炭酸ナトリウムを使った掃除方法。
過炭酸ナトリウムは袋の裏面の説明には「30〜40度の温水を使うと効果的」と書かれてあるので、いつも40度のお湯で掃除していましたが、この本にはなんと「60度のお湯」で掃除すると記載されていたんです!
そこで早速、60度のお湯で過炭酸ナトリウムを使ってみました。

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準備物
- 過炭酸ナトリウム 2カップ(400gくらい)
- 60度のお湯
- ゴム手袋
- ゴミ取りネット
お掃除手順
- お湯を準備: 洗濯機に60度のお湯を高水位まで入れます。我が家の洗濯機給水は水しかないので、お風呂のシャワーでバケツにお湯を溜め、洗濯機に入れました。
- 過炭酸ナトリウムを投入: 過炭酸ナトリウムを2カップ投入。
- 撹拌して溶かす: 「洗い」コースで5分ほど回して過炭酸ナトリウムをしっかりお湯に溶かします。
- つけ置き: 洗濯機を停止し、5時間つけおきします。泡がシュワシュワしてきたら、汚れが浮き上がってきます
- ゴミを取り除く: 浮いてきた汚れをゴミ取りネットなどで丁寧にすくい取ります。
- すすぎと脱水: 通常の洗濯コースで残りの汚れを流します。その後、しっかり脱水。
注意点
- 過炭酸ナトリウムは強い洗浄力を持つので、ゴム手袋を着用して肌を保護してください。
- 洗濯機の耐熱温度を取扱説明書で確認しましょう。
60度のお湯の効果はすさまじかったです。下の写真がその時のもの。
こんな色になったのは衝撃でした。

脱水まで終わったあと、水を満水まで入れて洗いモードで撹拌すると、まだピロピロワカメがでてくる。

もう一度過炭酸ナトリウムをいれて回してみることにしました。

このときはまだ想像もしていませんでした。
あと「3日」も格闘することになるなんて・・・
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2回目の洗濯槽洗浄
上記お掃除手順を繰り返します。
洗濯槽掃除をはじめて2日目
やはりまだ黒い水になり、ワカメも浮いています。

ここで違う作業を追加してみました。
最後のすすぎでクエン酸粉末を投入
すると今までと違う汚れがでてきたのです。
ワカメではなく、何か固まったカスのようなもの。

どうやら、粉せっけんが固まり洗濯槽裏側にこびりついていて、クエン酸の力で剝がれ落ちたっぽい
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3回目の洗濯槽洗浄
お掃除手順を繰り返します。最後のすすぎ時にクエン酸投入も忘れずに!

最初と比べると黒い汚水から茶色い汚水へ変わってきました。
2日分の洗濯物をおふろで足踏み洗い
2日間洗濯機が使えませんので洗濯物が溜まっています。
3日目もまだ洗濯機がキレイになる兆しがみえないので、お風呂で洗ってみることにしました。
粉せっけん、重曹をお湯で溶かし足で踏み踏み。
娘が「たのしぃ~!!」とノリノリでやってくれたのではかどりました。

洗濯機はまだキレイではありませんが、脱水のときワカメは出てきていないので脱水機能のみ使いました。
洗濯物は大きめのバケツに入れて洗濯機へ運びます。
お風呂で洗い
↓
洗濯機で脱水
↓
お風呂ですすぎ(1回目)
↓
洗濯機で脱水
↓
お風呂でクエン酸入れてすすぎ(2回目)
↓
脱水
この足踏み洗い、きれいに汚れが落ち干した後のタオルはふわふわでした!
シーツや毛布、カーテンなどの大物はこの方法で洗うときれいになりそう♪
4回目の洗濯槽洗浄
まだまだ汚れは出てきますが、水は透明になってきているのできれいになっている兆しが見えてきました。

5回目の洗濯槽洗浄
↓過炭酸ナトリウムをいれて撹拌直後の写真↓

まだピロピロワカメが浮いてきてます。
↓2回目のすすぎでこの状態。まだピロピロワカメがでます。

少ない水で撹拌するとワカメがでてくるのが分かったので汚れは下に溜まっていると考え、
水を抜き、コンセントを抜いて、青い丸印のところのカバーを外してみたところ予想的中。

ノズルの先が細い容器があったので水をいれて水圧で汚れを掻き出したあと、
低水位の水を入れて撹拌し、すすぎをしました。
すると・・・


や、やったぁ~!!
ピロピロワカメが出てこなくなった!!
これにて、4日間に渡るピロピロワカメとの闘いがようやく幕を閉じたのでした。
まとめ
今までこんなに汚れている洗濯機で洗濯していたと思うとゾッとします
過炭酸ナトリウムをつかっての洗濯槽の掃除のポイントは
60度の熱いお湯を使う
これが最大のポイントです。たったこれだけで汚れ落ちが断然違います。
また、粉せっけんを使っている方は最後のすすぎ時にクエン酸を使うことも大きなポイント。
4日間の洗濯槽掃除は本当に大変だったけど、粉せっけんを正しい方法で使わないと石鹸カスが溜まり、洗濯槽の汚れも落ちにくくなってしまうことが分かり、これからの洗濯人生にとって良い学びの場ともなりました。
ピロピロワカメでお困りの方、ぜひ一度試してみてくださいね。
健闘を祈ります!
それでも粉せっけんを使いたい。粉せっけんのメリット
とはいえ今回のような洗濯槽掃除はもう二度と御免なので、
毎日の洗濯時には
・粉せっけんはお湯(42度程度)でしっかり溶かし、洗濯機で撹拌してから洗濯物投入
・最後のすすぎ時にクエン酸を入れて石鹸カスを除去する
これを必ず行うようにしています。
参考までに、私が洗濯するときに使う粉せっけんの量は
40ℓの場合
・粉せっけん 大さじ4~5杯
・クエン酸 小さじ1より少なめ
これを基本として、生乾きの匂いがなんとなくする時などは
・過炭酸ナトリウム 大さじ4~5杯を加えて洗濯をしています。
粉せっけんは少し面倒ですが、使ってみると良いことばかり。
肌に優しい – 合成界面活性剤を含まないため、敏感肌の方や赤ちゃんの衣類にも適しています。
環境に優しい – 天然成分が主体で、生分解性が高く、排水後の環境負荷が少ない。
柔軟剤不要 – 石鹸の特性により、衣類がふんわり仕上がるため、柔軟剤を使わなくても快適な着心地になります。
洗浄力が高い – 皮脂汚れや泥汚れをしっかり落とせます。
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洗剤を溶かし入れ撹拌後、洗濯物を5~10分程度つけ置きし、たっぷりのお湯(水)で洗うと、驚くほどきれいにふんわりと洗いあがります。
また無香料のものがほとんどなので、香りで誤魔化されないのもよいところです。
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