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発芽から田植え直前までの作業

稲の発芽 自然農

発芽

種籾を蒔いて3日後、苗代のシートを開けて中を見ると、かわいい芽が出てきてくれていました!

お米から芽がでる

考えたことも見たこともなかったから感動の瞬間でした!

私たちが普段食べているお米には命が宿っている。

そんな当たり前のことを知らずに生きてきたことがとっても恥ずかしい。

私たちが住む地域の小学校では田植えから稲刈りまでを体験する学習がありますが、種籾からの育苗もやってほしいですね。生きた勉強ってこういうことなんじゃないかと。

温度調節

種籾を蒔いたのは4月28日。

5月に入ると日中は25℃近くなる日もあるのでシート内に風を通すためこんなふうにしてみました。

ホームセンターでカゴトレーを買ってきて、アーチポールで上から抑え、石で押さえただけですが倒れることはありませんでした。

育苗は30℃を超えると、ある時パタッとダメになってしまうと、田んぼ初心者の私たちをサポートしてくれる米作り26年の大ベテランの近所の師匠がそう教えてくれて、朝晩とシートを開閉する日々がしばらくつづきます。

水管理

5/11
水が全く無い状態でした。
水路からの取水と、土が水分を吸収するバランスが分からずに水管理にとっても苦労。

このときの水分不足が影響して生育状態が著しく悪く、田植えまでに大きく育ちませんでした

5月24日
苗を日光にあてた方がいいとアドバイスをもらいシートを外しました。

シートを全部開けて上から見ると、発芽がまばらなことが分かります。
心配していた雑草はほぼゼロでした。

あと、あまりに小さいのでこのまま植えても成長しないから予備の苗確保しておいたほうがいいとも。田植えを終えて余った苗を譲ってもらうことができ、万が一にそなえます。

6月7日
田植え直前の苗

大きなもので10㎝、小さいものは5㎝しかありません。

他のおうちの苗はこの倍、20㎝近く成長していたので半分の大きさしかありません。

それでも、ここまで頑張って成長してくれた苗なので、このまま植えてみようと思います。

畔塗り

写真をとりわすれましたが、あぜしもへの畔塗を5月中旬に行いました。

畔板シートをやった方がいいと言われましたが、畔塗りだとどうなるのか様子を見たかったので地道に作業

普通は水を流し入れながら作業するようですが、我が家は

①乾いた土を盛り上げる(横に溝をつくっておく)
    ↓
②踏み固める
    ↓
③ジョウロで水を撒く
    ↓
④踏み固める
    ↓
⑤盛り上げた土の横の溝へ水を流し入れコテで水をかけながら畔を均す

とやってみました。

なかなか良い仕上がりになりました

代かき

代かきは田んぼを仲介してくれた方がやってくださいました。

いつも私たちの田んぼを気にかけてくれて、「水が無くなってるよ!」と連絡をくれたり、相談に乗ってくれる心強い味方!この方がいなかったら私たち田んぼを始める勇気なかっただろうな。

4月16日 - 春起こし
5月21日 - 本田へ水を入れ始める
5月24日 - 代かき(1回目)
6月03日 - 代かき(2回目)
6月04日 - トンボで均す

代かきは3回すると草が生えてこなくなるそうです。

線付け

6月7日 - 田植え前日

前日から水を抜き、線付けの道具を借りて作業しました。

条間30㎝ 株間30㎝で植えるので、この道具で縦横、線を引いていきます

午前9時ごろから始め午後3時前には終えることができました。

真っ直ぐ引いているつもりでも曲がってしまうものです。

まあ、はじめてにしては上出来じゃない⁉

写真左下の濃い緑色の苗と、我が家の苗代の苗の大きさの違いわかりますか?
右下の苗は数週間前に頂いた苗。葉が茶色くなってきています。

マイクロカプセルが浮いてきた

田んぼに水をいれたら畔に白いプチプチがたくさん集まってます。
どうやらマイクロカプセルの肥料の残骸らしい。
以前の借主が撒いたのでしょう。

マイクロカプセル肥料について調べたら

「プラスチックで成分を被覆加工した肥料は、作物の生育に合わせ時間が経ってからでも肥料の効果を発揮するため、追肥の必要がなくなるなど農作業の省力効果が高い一方で、肥料成分が土中に供給された後のプラスチック被膜殻の河川や海洋への流出が問題となっています」

そりゃそうだ。

翌年になってもカプセルの残骸が残っていて、これが河川に流れでている現実を見てゾッとしました。

これを分かって販売している業者も生産者も頭おかしいでしょ。
除草剤や農薬も、水に混ざって流れ出ている現実をどう思っているのでしょうね。

マイクロカプセルに心を痛めたけれど、畔に咲きほこっていた忘れな草に癒されます。

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